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コンパスの使い方 4.コンパスを実際に使ってみる!

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コンパスの使い方 4.コンパスを実際に使ってみる!


コンパスと地図を使い、目的地への方向を割り出したり、遠くに見える山々を調べてみたり、そして、現在地を特定するためにはどうしたらよいかをご紹介しています。コンパスを使う楽しみや、アウトドアでの安全ツールとして、何ができるかを知っていただければと思います。

*「クロスベアリング法」もご紹介。






コンパスの使い方を知ろう!


コンパスを役立たせるためには、地図の存在が重要です。
セットで用意しましょう!

コンパスの基本的な使用方法としては、次の3つがあります。


1.目的地(目標方向)の確認・・・向かうべき方角を知る

2.目標物の確認・・・遠くに見える山が何なのかを調べたりできる

3.自分のいる現在地を知ることができる・・・クロスベアリング


以上3つのコンパスと地図を持っていればできることをご紹介します。



SILVAコンパスフィールド 37501



SILVAコンパス レンジャ- 37461




1.目的地(目標方向)の確認 - 向かうべき方角を知る -


"現在地A" において、"目的地B岳山頂"の方向を地図とコンパスを使って調べます。

【状 況】
現在地Aに居て、目的地B岳山頂が地図上では、どれなのかわかっている。

この場合は、実際の景色でB岳山頂が曇っていたり、稜線に隠れていたりして見えないときでも、その方角がわかるということです。


(1)まずは、地図を正置※しておく

そして、地図上で現在地Aと目的地B岳山頂を確認します。

※正置…コンパスを使って、地図と実際の場所との地形や構造物などの位置関係(方角)を一致させておくことです。
要は、地図(の上)が、その場所の「真北」を向くようにするということです。



(2)現在地Aと目的地Bを線で結び、その線上にコンパスの辺を合わせる

コンパスの磁針先端(磁北)とコンパスリングのNが合うようにリング(ベゼル)を回転させ、コンパスリングをセットする。
ちなみに目的地の方角は300度と読み取れます。







(3)コンパスを地図から取って、自分の正面に来るように正しく持ちます

コンパスリングは先ほどセットされているので、磁針の先端(磁北)がコンパスリングのNと合うように体を回していきます。
ピッタリと合ったとき、正面(コンパスの進行方向矢印の先)には、目的地B岳の山頂があります。






※目的地:B岳山頂は、現在地:A地点より、磁方位で300度の方角にあるということになります。








2.目標物の確認 ー 遠くに見える山が何なのかを調べたりできる -


現在地から見える、山々や構造物(鉄塔など)の方角をコンパスによって割り出し、該当するものを地図上で確認します。

【状 況】
現在地がわかっていて、そこから望める、美しい山々がなんであるか知りたい!
あるいは、目標とできるものが、地図上のなんなのか(例えば.どの山なのか)を確認したい。


(1)まずは、地図を正置します

(2)知りたい山(目標)に体を向けて、コンパスを正しく持つ

この状態で、コンパスの磁針先端(磁北)とベゼルを回してコンパスリングのNを合わせる。
このとき、進行方向矢印側の角度(磁方位)が、知りたい山の方角となります。





(3)正置した地図上の現在地に、コンパスの1辺を合わせます

現在地を支点として、コンパス本体を回転させ、磁針先端(磁北)とコンパスリングのNが合うようにします。
ピッタリと合ったところで、コンパスの辺上に知りたい山(目標)があります。→下図では、C山になります。





 ↓ ↓ ↓

磁針とカプセル内の矢印がピッタリ合うと・・・



コンパスの辺の延長線上にC山山頂がありました!
知りたい山は、C山ということになります。









3.自分のいる現在地を特定する - クロスベアリング -


目標になる2つ以上の山や構造物などと、現在いるところとの位置関係(方角)を割り出し、地図上で自分のいる現在地を特定します。

【状 況】
自分のいる現在地はわからないが、目視確認できる目標物が2つ以上あり、それが地図上のどれにあたるかが、わかる場合。(例えば、C山やB岳の山頂など)

特徴ある山の山頂や、人口の構造物は、目立ってわかりやすく目標とするには最適です。しかし、似たような尾根、同じような鉄塔などは、特定しにくく、目標とするには注意が必要です。



(1)まずは、地図を正置します

(2)地図上で確認できる目標(C山山頂など)の方角を調べます

コンパスを正しく持ち、目標へ体を向けます。
磁針の先端(磁北)とコンパスリングのNが一致するように、ベゼルを回して合わせます。
一致したところで、進行方向矢印側の角度が目標の方角となります。

これで、1つ方角のわかる目標が判明しました。





(3)正置しておいた地図上のC山山頂に、上記により方角を割りだしたコンパスの1辺を合わせます

このC山山頂を支点として、コンパス本体を回転させて、磁針の先端(磁北)とコンパスリングのNが一致するようにします。
一致したところで、支点となった山頂から、コンパスの辺を利用して線を引きます。






(4)2つめの目標(B岳山頂)に対しても、(2)、(3)と同じ作業を行います

地図上には、2つめの目標であるB岳山頂から引かれた線が加わり、この線とC山山頂からの線との2線が交わる交点があるはずです。
それが、現在地となります。







この方法が「クロスベアリング」になります。


2つ以上の目標の方位をコンパスで測り、地図上にその目標からの方位線を引き、これらが交差する点を現在地とする方法です。

名称で聴くと難しそうですが、先に実践してみると意外とよく理解できてしまうものですよね。

注意しなけばならないのは、目標とするものが、明らかに地図上のそれであるということが重要です。
似たような尾根のこぶや、鉄塔ですと、見間違えや勘違いが生じてしまい、正しく測定できなくなるどころか、とんでもない見当違いをしてしまう恐れがあります。
現在地を特定しなければならない状況下になった時は、くれぐれも慎重に行ってください。



【応 用】
ちなみに、『明らかに「行程通りの稜線上にある登山道」などにいることは間違いないが、現在地がわからない』というときは、1つの目標の方角がわかれば、下図のように地図上から現在地を見出すことができます。
但し、2つ以上の目標がわかるのであれば、正確性を期すためにも、複数の目標で確認することをおすすめいたします。








このように、コンパスと地図を使えば、目的地の方向を確認したり、遠くに見える山々を地図を見て調べることができます。


また、現在地がわからなくなった時でも、地図上の2つ以上の目標物を確認できれば、現在地を割り出すこともできます。


コンパスは、登山やトレッキングの楽しさを一層引き出し、安全に行うための道具として、とても重要なアウトドアグッズの一つです。
まだ、ご用意されてらっしゃらない方は、ぜひこの機会にご用意されてみてはいかがでしょうか!




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