JAXAの実験用航空機「MuPAL-α」を見た！

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2024/04/29 10:24

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JAXAの実験用航空機「MuPAL-α」を見た！

JAXA実験用航空機　JA8858

先日、偶然にもJAXA宇宙航空研究開発機構の実験用航空機「MuPAL-α」という双発の小型プロペラ機を見ることができました。

武蔵野の森公園を散策中に、ちょうど着陸するところだったようで、とてもラッキーでした。

Do-228-202　調布飛行場に着陸

そして、その後もっと驚く対面が待っていました！

それは・・・

なんと！この飛行機が一般の道路を横断して、JAXAの格納庫へ戻っていくところを目にすることができたのです。

JAXA航空機出入口

歩道から、さっきまで飛んでいた飛行機をすぐ目の前で見ることができ、超ドキドキの体験でした。

小型機とはいえ、近くで見るとかなりの迫力です。
実機はやっぱり、カッコいいです。

道路を横断する飛行機！

「MuPAL-α」トーイングにて道路横断中

調布飛行場の隣には、一般の車や人が通れる道路を挟んで、JAXA調布航空宇宙センター飛行場分室があり、ここには実験用航空機の格納庫があります。

JAXA調布航空宇宙センター飛行場分室　格納庫

飛行の際は、この格納庫と調布飛行場を行き来するため、道路を横切るようになります。

で、めずらしい光景が見られるということになります！

道路を横断している飛行機動画

飛行機が横断するときは、プロペラを回して自力で行くのではなく、トーバーを付けたトーイングカーによって、けん引されていきます。

「MuPAL-α」は普通のドルニエ228ではない！

道路を横断する飛行機は、ドルニエ式　Dornier228-202型で、けっこう古い型式ですが、そこはJAXA。航空研究のための特別仕様となっているようです。

フライ・バイ・ワイヤー方式のドルニエ

インフライト･シミュレーションという機能を備えている（本館展示の模型）

この飛行機の名の「MuPAL-α」というのが、Multi-Purpose Aviation Laboratory＝多目的実証実験機を意味し、αがギリシャ語で「飛行機」を表す単語の頭文字なんだそうです。

JAXAが開発した「フライ･バイ･ワイヤー操縦システム」などが組み込まれているそうです。

詳しくは、JAXAの航空技術部門サイトの実験用航空機のページに掲載されています。

本館には、一般公開の展示館あり

本館の展示室

調布飛行場に隣接する施設（分室）では、通常は団体見学のみ受け付けているようですが、調布航空宇宙センター（本館）の方では、一般個人でも見学可能な展示館があり、平日に見ることができます。

私も少し前に見学してきました。

JAXAというと宇宙開発をイメージして、H2ロケットでも展示してあるかと思っちゃいますが、調布のセンターは、航空技術が主で、飛行機関連の展示が多いです。
JAXA調布航空宇宙センター展示館の訪問記はこちらからどうぞ＞＞

本館に展示されてあるSTOL機「飛鳥」のエンジン