（目次）
・OSのバージョンアップもないスマホを
・格安SIMで復活！モバイルルーター代わりに
・USBテザリングなら、安定の繋がり！
・持ち歩くには使い勝手が良い！

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OSのバージョンアップもないスマホを・・・

以前、このブログでも書きましたが、初代のスマホの調子が悪く、2代目を新調しました。

最初に買ったスマホは、


京セラ　DIGNO S　KYL21
メモリー：RAM 1GB　ROM 16GB
バッテリー容量：2520mAh
OS：Android 4.0

と、今では非力さは否めませんが、バッテリー容量に関しては、当時では売りのスペックで、現在でも、このくらいの新機種は意外とあると思います。


問題は、OSのバージョンです。



アップデートはされず、そのままなので、必然と対応アプリは減っていき、ネット閲覧にも支障をきたす状態になっていました。


ただ、この機種、購入当初から、ネット閲覧中にブチブチと切れてしまうことが結構あり、イライラした思い出が多かったです。

ということで、５年使って買い替えとなり、お役御免になるはずでした。

格安SIMで復活！モバイルルーター代わりに

お役御免のKYL21のはずだったのですが、元々、auから、mineoの格安SIMに入れ替えていた（このときのレビューはこちら＞＞）こともあって、最近「モバイルルーター」として、完全復活を遂げました。



それまでの経緯は・・・

大手キャリアの料金の高さと、２年縛りにうんざりしていたところ、au端末がそのまま使える「mineo」が登場したことで、スマホのこれまでの使用頻度を見直し、即、乗り換えてしまいました。


当時としては、SIMロック解除は一般的ではなく、そのままau端末が使えるのは画期的でした。


mineo エントリーパッケージ au/ドコモ対応SIMカード データ通信/音声通話 (ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE)

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【mineoの特徴、良いと思うところ】

・最低利用期間がなし（一般的な２年縛りがありません）
・当時としては、au端末がSIM差し替えだけで使えた
・３GBで税抜き９００円（データ通信のみのシングルプラン）
・使わなかったデータ量は、翌月に繰り越される
・回線速度の節約設定（速度制限）がアプリで簡単にできる

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と、まぁ、何年か前にmineoにしたわけなのですが、Android OS のバージョンアップにも乗れない本機は、どんどんついていけなくなり、結果、数カ月前に「OCNモバイルONEの格安スマホセット（レビューはこちら＞＞）」に乗り換えてしまったのです。

ということで、mineoは解約し、KYL21も処分するか、お蔵入りにするつもりでした。


しかし！

・音楽プレーヤー的に使っていたこと
・ワンセグが見られること
・古すぎて買取価格が安すぎること
・mineoの最安データプランなので、すぐに解約しなくても・・・

などの理由から、そのままにしておきました。


そんなとき、ノートパソコンや、タブレットPCを外に持ち出して使う事が増えてきたのです。

それで、白羽の矢が立ったのが、放置状態だった「KYL21」だったのです。

USBテザリングなら、安定の繋がり！

正直、かなり役に立っています！

すでに、バッテリーの減り方は著しく、メイン機として使っていた時の、ネットの繋がりの不安定さも酷かったので、あまり期待はしていませんでした。

しかし、いざテザリングで、ノートPCやタブレットPCに繋げると、以外にも安定しているのです。Wi-Fiテザリングだと、たまに切れてしまうときもありますが、USBテザリングでは、これまで一度も切れたことがない、抜群の安定さです。


Wi-Fiテザリングで接続中


USBケーブルを使うと、有線にはなってしまいますが、回線が切れないで欲しい作業をしているときには、とても安心感があり、助かっています。


USBテザリングで接続中

USBテザリングで接続されている際は、パソコン側ではLAN接続と同じ認識になっているようです。ただ、KYL21自体は電波で繋がっているので、この安定さは不思議です・・・

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ちなみに、【格安SIMのmineo自体の速度】に関しては、以下の通りです。

条件：テザリング（Wi-Fi、USB）により、パソコンでウェブサイトを閲覧する
※東京（23区外）での使用になります。


■上段：節約設定OFF　→　よほど大きいデータ量でなければ十分な速度と言えます。
■下段：節約設定ON（200kbpsに速度制限中）→　ほぼ、規定の制限速度に落ちています。
※「SpeedSpot」というアプリで測定


節約設定OFFだと、

・時間帯に関わらず、一般的なサイト閲覧なら、ほぼ不満はありません。


節約設定ON（200kbps以下）にすると、

・ヤフーのトップページ　→　全表示されるまでやや時間が掛かります
・ヤフーの個別のニュース記事　→　広告があるせいか、全表示されるのはかなり厳しい
・動画サイト　→　YouTubeの144pでも、途中で停止し、かなりきつい
・ブログの記事や掲載画像程度をアップする　→　まったく問題ありません

節約設定ONだと、速度制限が掛かり、広告の多いパソコン版サイトを見るのは結構きついです。テキスト主体のウェブページなら、ほぼ問題ありませんでした。
当然、スマホ版サイトなら、スマホ用に最適化されているでしょうから、速度制限中でも、そこそこ閲覧できます。
※ここでの評価は、あくまでもPC版サイトをテザリングで繋いだパソコンで閲覧したときに、どうだったかというものです。


節約設定のメリットは、

なんといっても、どれだけ使っていてもデータ容量がまったく減らないというところです。
ながら利用中なんかは、節約ONにして、なかなか表示されないサイトはすっ飛ばしちゃった方が無難です。

データ速度を速くしても、無駄にギガを消費してしまうばかりですから。


便利なマイネオのデータ管理アプリ



グレーになっている部分をタップするだけで、節約のON/OFFを切り替えられます。
データの残容量、前月の繰り越し容量も一目でわかります！

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ということで、古いスマホでも、使い道さえあれば、テザリング機能や格安SIMを利用することで、まだまだ使えるなっと思ってしまいました。

mineoの「データ通信のみ」プランも、あらためて活用できました！

持ち歩くには使い勝手が良い！

左から　HUAWEI P10 lite、京セラ「DIGNO S」KYL21、Aterm MR03LN


使い古しだから、気にせず扱える⁈

また、KYL21はモバイルルーター代わりとして持ち歩くのにも意外と適しています。

大きさは、本家のモバイルルーターと比べると二回りは大きいですが、5インチ以上の最近のスマホに比べれば、ずっとコンパクトです（重量157g）。

そして、何よりも、筐体のプラスチック感が、かなりの堅牢さを醸し出していて、多少、粗雑に扱っても壊れなさそうなところがとてもよいです。



バッテリー復活⁈

もう一つ功を奏していることがあります。

それは、バッテリーの持ちです。
それまでは、あまり使っていなかったせいか、バッテリーの持ちがとても悪くなっていたのです。

しかし、モバイルルーター代わりに使い始めてからは、実感できるほどに、バッテリーの持ちがよくなっているのです。以前は、何もしていなくても、２、３日で電源消失状態だったのですが、いまでは、同じ条件で、バリバリ80%前後は残っている状態なのです。

リチウムイオン電池の特性なのでしょうか、頻繁に使用することによって、電池が活性化され、復活を遂げたのか・・・・　それとも最後の断末魔なのか・・・


いずれにせよ、６年目の今も、用途は限定的にはなっていますが、元気いっぱいに頑張っている「京セラ　DIGNO S　KYL21」でした。



あとがき・・・

元々、スマホの類の品質なんて、ソフトとハードの組み合わせだと、技術が進もうが不安定さは解消されないと思っていた筆者ですが、機器主体のハード部分的要素が強い使用に限っては、そのものがしっかりと作られてさえいれば、多少古くなっても、そこそこ使えるもんだなっ、と見直した次第です。

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