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コンパスの使い方　3.磁北線を活用する

磁北線を利用したコンパスの使い方

磁北線を引いた地図とコンパスを使って、簡単に目的地の方角を知る方法をご紹介します。

磁北線の引き方と合わせて覚えておくと、アウトドアの時、便利に使えます。３ステップで目的地への方角がわかりますので、ぜひお試しください！

SILVAコンパスレンジャ- 37461

SILVAコンパスフィールド 37501

地図とコンパスを使って目的地への方角を調べる

「磁北線の引き方」でご紹介した方法で、地図に磁北線を引くことが出来たら、次は、この地図と実際にコンパスを使って、目的地の方角を調べてみましょう。

まず、コンパスを使うシチュエーションといえば、「道に迷ったとき」(＞＞現在地を特定する方法)を思い浮かばれる方が多いかと思います。もちろん、それもコンパスが必要となる重要な場面です。

しかし、地図とコンパスを持っているのであれば、迷う前に最初からこれらのツールを使って、「迷わないようにする」が基本と言えるでしょう。

事前に、コンパスで目的地への方角を測っていれば、迷う前に進むべき方向を確認しながら進んでいけます。

ここでは、その目的地への方角の測り方をご紹介していきます。

３ステップで、方角がわかる！

例えば、現在地Aから、まず最初の目的地Bに向かうようにコンパスをセットしてみましょう。

最終の目的地であるゴールの方角もわかりますが、一般的には、分岐点や休憩場所、山小屋などがチェックポイントとなります。

まず、最初に向かうチェックポイントを目的地として方角をセットし、チェックポイントごとに、次の目標を測って進むようにするのが良いでしょう。

ステップ１．地図上の現在地Aと目的地Bをコンパスの辺で結ぶ

【状　況】
出発地点である現在地Aにいて、そこから、最初の通過ポイントである目的地Bへ行くものとします。

・地図上に、A地点とB地点を結ぶ(黒実線)のようにコンパスの長辺を当てる。
・このとき、コンパスの進行方向矢印が、必ず目的地方向に向いていること！

※地図の向きと磁針の指し示す方向は、気にする必要はありません。

ステップ２．磁北線とコンパスリング内の赤い矢印の向きを合わせる

・地図とコンパス本体はそのままで、コンパスリングのみを回します。
・リング内の赤い矢印が、地図上に引いた磁北線と平行になるまで、リングを回します。

※リング内の赤い矢印が、必ず地図の北側になるよう回してください。

これで、コンパスに目的地Bの方向がセットされました。

ステップ３．コンパスを目的地の方向に向ける

では、目的地の方向をセットしたコンパスを使って、実際の方向（実地）で確認してみましょう。

・ここでは、もう地図は使用しませんので、しまってかまいません。
・コンパスを自分の前に水平にして持ちます。
・先ほど、磁北線と平行に合わせたリング内の赤い矢印と、磁針（赤：北側）がピッタリと一致するまで、身体を回します。

ピッタリと重なれば、OK！です。

コンパスの進行方向矢印の先に、目的地Bがあります。

この３ステップで完了です。

いかがでしたでしょうか？意外と簡単ですね！

☆ここがポイント！
コンパスに目的地の方角をセットすることができるので、常に、そのセットされた（ここでは目的地Bの）方角が、出発後、「ステップ３．」の操作を繰り返すだけで、どこにいても（目的地Bに向かう途中でも）わかるようになります。
※途中でコンパスリングを回してしまうと方角がずれて（わからなくなって）しまいますので、注意！

この「３ステップ」を、各通過ポイントごとに行っていけば、最終的にゴールである目的地にコンパスを向けることができます。
基本的なことを抑えるだけで、目的地への道のりが開けていくのが実感できたかと思います！

【おすすめコンパス】

SILVAコンパスフィールド 37501

SILVAコンパスレンジャ- 37461

[2回]
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