ダイソー「腕時計 金属ベルト　調整工具（セット2）」


100均とは言っても、実は300円（税抜き）のお高め「例外品」です。


でも、お店でやってもらうよりは、若干安くつくのではないかと思います。D.I.Y.好きな私としては、ぜひ自分でやってみよう！と。

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【作業概要】

・腕時計のベルト：三つ折りプッシュ式（金属製）
・コマの留め具：割りピン
・方法：割りピンを押し出し、コマを減らして調整する＞＞こちらから

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今回、調整する腕時計のバンドは、三つ折れプッシュ式というやつになるのでしょうか（下の画像）。


シチズン REGUNO ソーラーテック


この腕時計のバンドのコマは、「割りピン」という下の写真のようなピンで繋がっています。





このピンは、下の画像の向きで差し込まれています。

・割りピンを抜く際の「押し出し」側

※ピンを「抜く」ときに押す側


・押し出されてピンが出てくる側（※割れ目がある方）

※ピンを「入れる」ときに押す側


この割りピンは、ゼムクリップの先などで押しても、ちょっとやそっとでは抜けないようになっています。


そのため、容易に安全に抜くためには、専用の工具が必要になるということです。

ネット通販などでも、売っているのですが、あっさり手に入って、コスパ十分のダイソーの「ハンドルによる押し出し式」タイプを使ってみることにしました。



セット内容：台、押し出しピン（太さ0.8、0.9、1.0㎜）


このタイプを選んだ理由は・・・
「ハンマーで叩く式」だと、コンコン音が鳴って、アパート暮らしだと厄介かなと思ったので。

バンド長さの調整方法

では、早速やってみます！


１．腕時計のバンドを切り離しておく

三つ折れプッシュ式の金属バンドは繋がっていて「輪っか」状になっているので、作業しやすくするため、外しておきます。


留め具部分は「バネ棒」が使われているので、簡単に外れます。

※ベルトが繋がっていると、台の上に載せずらいです。




２．「押し出しピン」を下げておく

ハンドルを回すことで、押し出しピンの位置調整ができます。


押し出しピンが出ているとバンドがセットできない。



押し出しピンが引っ込んで、バンドがセットできます。

※「押し出しピン」は太さ0.8、0.9、1.0㎜の３本が付属されています。バンドの穴に合うやつをハンドルにセットしておきましょう。




３．台の上にバンドを載せる

ハンドルを少しずつ回して、押し出しピンの先端をバンドのピン穴に合わせる。


押し出しピンがちゃんと穴に納まっていないと、傷が付いたり、ピンが折れてしまいます。


ここで重要なのは、割りピンタイプですと、バンド裏に「矢印」が刻印されています。割りピンを矢印の向きと同じ向きにに押し出すようにセットしてください。



バンド裏の「矢印」刻印
※台に載せて割りピンを抜く時は、この矢印がスリット側を向くように置きます。


（補足）
台は、微妙に高さ調整できるようになっていますが、今回の時計のバンドは、高さが全く足りなかったので、紙を折ったものをスペーサー代わりにして、高さを調整しました。




４．台のハンドルを回して、ピンを押し出す。


強引に、ハンドルを回し込まずに、一度、穴にきちんと入っているか確認しましょう！（３．の画像）


割りピンが押し出されるとき「ポン」という感覚がします。すると反対側から割りピンのふくらみ部分が飛び出してきます。（ピンの種類によっては単に押し出されていくだけのものもあると思います。）



押し出す穴によっては、けっこう抵抗を受ける時もありました。




５．割りピンを抜き取る

あとは、簡単に手で抜くことができました。


ピンを抜き取ればコマは外れます。

※手で抜けない場合は、ペンチなどを使えば抜けると思います。ただ、抜く際は、ピンを曲げたり、バンドに傷が付かないように注意が必要と思われます。




これを繰り返して、コマを外していきます。






６．コマを繋げて調整完了！

調整する分のコマを外し終えたら、今度は逆の操作でコマを繋げます。


ここで注意が必要なのは、割りピンの場合、差し込む向きです。

〇刻印された矢印の向きとは、反対の方向から割りピンを差し込みます。
〇割りピンの向きは、割れ目が無いほうを先に入れ、割れ目がある方を押して差し込んでいきます。



完全に押し込むには、固いので100均工具を使います。


ある程度までは手で押し込めますが、最後は、100均工具を使って押し込みます。


押し込みが終わったら、出っ張りがないか確認しましょう。押し込みすぎて反対側から少し飛び出してしまっている場合もありますので、気を付けて見ましょう。

多分、しっくりと納まる感覚がありますので、そこを掴んで押し込んでみましょう。

まとめ

工具自体はチープな感じですが、扱いやすく価格以上の役目を果たしてくれたと思います。


【この工具が使えるのは】

金属製のベルトで、「コマ」が割りピンなどの棒状のピンで繋げられているタイプのベルトです。付属の押し出しピン（太さ0.8、0.9、1.0㎜）が、ベルト側のピンの穴に入れば押し出せます。


※工具が合わないのに、無理やり使用すると、せっかくの腕時計に傷が付いたり、破損する恐れがありますので、よく確認してから使いましょう。



但し、作業には若干注意すべきところがありました。

【押し出しピンを入れる際は要注意！】
工具の精度があまりよくないので、芯の同軸度？がいまいちなようです。ベルトのピン穴に入れる際は、慎重にやった方がいいです。


※台のハンドルを回して、押し出しピンを押し込むのですが、固くて割りピンが抜けないのか、ピン先端がちゃんと穴と合っておらず回し込めないのか、よくわからないときがあります。強引に押し込んでしまうと、ピンが曲がったり、折れたりしてしまいます。


気を付けて、作業しましょう。



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今回、バンド調整に使用した時計は、
シチズンの「REGUNO　ソーラーテック　電波時計　RS25-0344H」になります。


[シチズン]CITIZEN 腕時計 REGUNO レグノ ソーラーテック 電波時計 RS25-0344H メンズ


太陽光発電、電波時計、フルオートカレンダー、10気圧防水で、価格は1万3000円そこそこと、コスパは十分だと思います。


今まで使っていた、お気に入りのセイコー「WIRED」のクロノグラフが動かなくなってしまい、急遽の買い物でした。


新しく購入した、今回の腕時計はシンプルながら、基本性能がしっかりしていて、デザインも気に入っています。長持ちしてくれたらなぁ～と思います。




[シチズン]CITIZEN 腕時計 REGUNO レグノ ソーラーテック 電波時計 RS25-0344H メンズ