ナイトビジョン搭載ドライブレコーダー Dorarecot
総合自己評価:★★★★☆4.5点(価格〇 操作性◎ 機能◎)
購入して、しばらく使ってみたドライブレコーダーをレビューしたいと思います。
昨今は、ドラレコの有効性が多々、実証されてきており、取り付け車両も結構増えてきたのではないでしょうか。
私が、ドラレコを使い始めたのは、7,8年ほど前からです。
当初は、走行中の動画か撮れるという珍しさの方が先に立ち、万が一の時の備えという役割は、おまけ程度に考えていました。
(目次)
1.防犯カメラとしても使えるドラレコ
(付録)DDR101-NV サンプル動画
2.モバイルバッテリーでも給電できるドラレコ
3.ドラレコにモバイルバッテリーを接続する方法
4.駐車監視モードの設定方法
5.選ぶべきモバイルバッテリーは⁈
6.総評 ~駐車監視機能は役に立ったのか~
防犯カメラとしても使えるドラレコ
今回のドラレコは、先代からの代替えというよりも、「駐車中の監視機能」がしっかりと働いてくれるものが欲しいという理由から購入しました。
その結果、選んだのが、
DENKOM ナイトビジョン搭載ドライブレコーダー Dorarecot DDR101-NV
ブランド/販売会社:DENKOM/株式会社デンサン
品名:ナイトビジョン搭載ドライブレコーダー Dorarecot
型式(番):DDR101-NV
Gセンサー搭載:3軸の感度調整可能なGセンサー搭載
記録方式/画質:常時録画/フルHD(1920×1080)30fps HD(1280×720)60fps
記録媒体:MicroSDカード 8GB付属(最大32GB Class10まで対応)
その他仕様:地デジノイズ対策済み、東日本、西日本のLED信号機に対応 などなど
なぜ、駐車監視機能付きのドラレコが欲しかったかというと・・・
この記事にアクセスしてくださった方なら、すぐお分かりになると思いますが、
そう!とても困っていることがあったからです。
駐車中に起こる困りごとといえば!
1.車上荒らし
2.車へのいたずら
3.駐車中の当て逃げ
4.その他・・・
などが、挙げられると思います。
私の場合は、4.その他です。
具体的には、「犬の飼い主のマナーの悪さ」に、困り果てていました。
借りている月極め駐車場の区画内(前輪のすぐ前)に糞をさせて後始末をせずにいく飼い主。タイヤのホイールなどにおしっこを掛けさせていく飼い主。
※実際には、駐車場敷地内のあちこちで見受けられます。
散布薬などで対策もしてみましたが、効果はなく、
1年以上に渡って、悩まされてきました。
今回購入のドラレコの駐車監視機能によって、2人の糞不始末飼い主、2人のおしっこ掛けさせ飼い主が判明しました。
驚いたのは、一人二人ではなく、4人ものモラル欠如者の行為だったということです。
ドラレコは、車内から撮っているので、実際には、車両下部の様子が映像に映りこむことはありませんが、様子はよく伺えます。常習者なので、その時間帯に行くことで、現場を押さえることが可能となりました。
それでは、この大活躍してくれたドラレコの駐車監視機能について記していきたいと思います。
が、その前に『百聞は一見に如かず』今回紹介のドラレコ「DDR101-NV」のサンプル動画(走行状況別、駐車監視モード時)をYouTubeにアップしてありますので、よろしかったら、そちらもご覧になってみてください!
※上記における迷惑行為者の動画ではありません。あくまでもドラレコのサンプル動画です。
(付録)DDR101-NV サンプル動画
【走行状況別の動画】
・逆光~高速走行
西日が強く、真正面では肉眼でもとても見づらい状況でした。
高速料金所通過後は、左から陽が差し込む状態です。
・トンネル内部~出口付近
トンネル内の照明が明るく、ナイトビジョンモードには切り替わっていません。
トンネルから出る際の画像は、外からの光の差し込みにかなり影響されています。
・夜間(信号点灯状況)
都内の信号機は、動画の通り、点滅状態で記録はされていません。
都外に関しては、点滅して記録される信号機もありました。
【駐車監視モード時の動画】
・地下駐車場
モバイルバッテリーからの給電および動体検知センサーによる撮影が行われています。
「動体検知」センサーがちゃんと反応するかが重要!
■1回目の反応/ライトバン通過によるもの
~15:38:51 まで撮影されている。
■2回目の反応/人(本ブログの筆者)が横切ることによるもの
15:40:02~ から撮影が開始されている。
1回目の撮影終了から、センサーが人に反応して、2回目の撮影が開始されるまでの、およそ2分50秒間は、ドラレコが待機状態になっていることがわかります。→この間は撮影されていません。
DDR101-NVは、モバイルバッテリーが使える!
ドラレコといえば、ACC電源ONで起動するというのがごく一般的だと思います(電源取りは、直結するか、シガーソケットに差し込むかの違いはありますが)。
ただ、駐車中となると、エンジンOFFで、電源を供給しなければなりませんので、ちょっと厄介な話になります。
方法としては、
1.車のバッテリーを使う。
この場合、バッテリー上がりを防ぐための機器類の設置・配線が必要になってきます。バッテリーの電圧低下を察知して、自動でドラレコの電源をOFFにするなどしなければなりません。
別売オプション配線で駐車監視記録に対応するドラレコ
ユピテル GPS搭載ドライブレコーダー WD300 200万画素 FullHD 1年保証 常時録画 衝撃録画 GPS機能 対角130° ロードサービス無料付帯(約3000円相当)
ユピテル ドライブレコーダー用 駐車監視・電圧監視機能付電源直結ユニット OP-VMU01
ユピテル ドライブレコーダー用電源直結コード OP-E863
上記の別売りオプションを使うことで、エンジンオフ時でも、アクセサリー電源に直結して最大約12時間(商品仕様)の駐車記録を行うとのこと。
2.ドラレコ本体の内蔵バッテリーを使う。
私が購入を検討して各種ドラレコを調べていた時は、内蔵バッテリータイプの場合、もっても30分程度くらいのものがほとんどのようでした。ちょいとお買いものでスーパーの駐車場に停めている間だけといった感じでしょうか。
老舗メーカーの内臓バッテリー仕様の駐車監視機能付ドラレコ
カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー ユニットND-DVR10 207万画素 Full HD WDR/GPS/Gセンサー/対角127º/駐車監視/32GB microSD付属
上記は、本体内蔵バッテリーなので、余計な配線処理いらず。お手軽に駐車監視機能を利用できます。エンジン停止でも、最大約50分(商品仕様)動作するとのこと。
3.モバイルバッテリーから給電する。
外出時などに使える、スマホを充電するのと同じタイプのモバイルバッテリーから給電し、ドラレコを作動させるということです。※ドラレコの必要とする電圧、電流値があるので注意。
それで、私が選んだのが、3.のモバイルバッテリーからも給電できるタイプのドラレコ「DDR101-NV」になります。
DENKOM ナイトビジョン搭載ドライブレコーダー Dorarecot DDR101-NV
1.の車のバッテリーですと、ある程度の長時間は期待できますが、大容量のモバイルバッテリーを使用できるタイプと比べると、動作時間が短いものが多いようです。また、電圧管理の配線機器に不具合が出てしまったとき、バッテリー上がりに即つながってしまうリスクを伴っています。
2.の内蔵バッテリー方式は、今回、必要とする長時間の監視体制向きではありません。
「Dorarecot DDR101-NV」なら、モバイルバッテリーからの給電で駐車監視モードが機能します。接続も市販のUSBケーブルでOKです。
このドラレコなら、オプション機器の追加購入はなく、面倒な配線処理をする必要もありません。
取り付け接続方法
モバイルバッテリーによる給電方法はいたって簡単!
※ヒューズボックスからシガーソケット用ACC電源を取り出す方法はこちらからどうぞ>>
1.ドラレコ本体(写真下側)にUSBケーブル(micro)を差し込む。
2.モバイルバッテリーに接続。
USBケーブルは、天井の内張、助手席側ピラーの中を通して、グローブボックス内に取り廻ししました。モバイルバッテリーへの接続が、グローブボックス内で行え、すっきり収められました。
【走行時】
走行中は、USBケーブルは、バッテリーから外しておきます。
ちなみに、うっかり外し忘れていても、特に問題は起きませんでした。
【駐車監視モード時】
エンジンを切って、「駐車監視モード」にしたいときは、USBケーブルをモバイルバッテリーに接続します。
→電源が入り、監視モードになります。
(特に、スイッチの切り替えやボタン操作はありません。要は、USB端子から外部電源(モバイルバッテリーなど)を供給すれば、駐車監視録画することができるということになります。)
※ただし、本体側で「パーキングモード(撮影時間)」の設定をしておく必要があります。
【ポイント!】
キーOFFにすれば、自動で駐車監視モードに切り替わるというわけではありません。あくまでも、駐車監視モードを利用するには、モバイルバッテリーなどの外部電源に接続する必要があるということです。
DDR101-NVの駐車監視モード設定
本体のメニュー画面にて行います。
※ドラレコの基本操作については省いています。
メニュー画面の2ページ目→「パーキングモード」→設定する「秒数」を選択。
この秒数は、動体検知センサーが反応してからの撮影時間になります。言い換えれば、撮影開始後、「〇〇秒間」動きが無かったら撮影を停止するということになります。
例えば、「30秒」を選択すれば、動体検知センサーが反応して、30秒間撮影されるということになります。
この30秒間内に、再度、センサーが反応することが無ければ(画像上に動きが無ければ)、30秒経過した時点で、自動で撮影が停止されるということになります(待機状態に戻る)。
仮に、センサーが反応して撮影してる最中に、再びセンサーが動体を検知していれば、そこからさらに30秒カウントされることになります。
つまり、
「センサー反応→10秒後再び反応検知→30秒間動きなし→撮影停止=計40秒間撮影」ということになります。
逆に、
動きっぱなしで、センサーが感知し続けていれば、ずーっと撮影し続けるということになりますね。
センサーが感知しなければ(動くものが無ければ)、待機状態が続くということになります。
けっこう、優れものです。
【ポイント!】
動体検知センサーの反応は?
・植木の木が、風で揺れるのが目で見てわかる程度で反応していました。
・ドラレコの視野角いっぱいの付近で、車両に接するくらいの位置でも撮影されていました。
・夜間はナイトビジョンモードで、5mくらい離れた、40Wくらいの玄関灯の明るさでも、動くものがあれば、反応して撮影されていました。※ドアから2mほど離れた門扉付近まで、ボヤーっと照らすような明かり。
・真横に5mくらい離れた電柱のLED街灯1本のみの明るさでは、ナイトビジョンモードでも反応せず撮影されませんでした。※ほぼ電柱の真下しか照らしていない明かりの状態。
注意:使用条件により異なると思いますので、参考程度にしてください。
スクリーン設定について、
ドラレコの電源が入ると、モニターに画像が映し出されます。
スクリーン設定は、これを「1分」もしくは「3分」で消灯させるか、「OPEN」で常に映し出している状態にするかの設定です。
駐車監視で、モバイルバッテリーから給電するときは、電池の消耗を抑えるため、消灯させた方が良いと思います。
逆に常にモニターが映っている状態なら、「監視してるぞっ」という防犯的効果が得られることもあるのかもしれません。
必要な電流、電圧値のバッテリーを使う!
ということで、Dorarecot DDR101-NV は、モバイルバッテリーからの給電で駐車監視ができる貴重なドラレコの一つだと言えます。
しかし!
モバイルバッテリーを使う場合、気を付けなけらばならないことがあります。
それは、ドラレコに必要な電流値と電圧値があるということです。
今回ご紹介のドラレコは、
5V(ボルト) 1.5A(アンペア) 以上が必要になります。
モバイルバッテリーで、スマホなどを充電している人は、すでに経験していらっしゃる方も多いかと思いますが、例えば、規格が1Aのバッテリーですと、なかなか充電されないとか、2Aだと早いとか。
ドラレコも、電装品。1Aのバッテリーですと、作動しなかったり、電源が入っても、正常に機能しなかったりということが起こるようです。
で、今回、私が用意したのが、
「EC Technology 22400mAh」のモバイルバッテリーです。
EC Technology 22400mAh モバイルバッテリー パワーバンク 超大容量 3ポート 急速充電 インテリジェント電源管理IC 急速充電 2入力ポート付き ブラック&レッド
このバッテリー、出力ポートが3つあり、1A、2A、2.4Aとなっています。
※現在は、モデルチェンジして少し仕様が変更になっているようです。
今回のドラレコの場合は、2A出力ポートを使っており、問題なく動作しています。
バッテリーの持ちは、使用環境によりかなり左右されますので、以下に参考程度として記載しておきます。
【使用環境】
・駐車場は住宅街で、昼間でも人通り、車の往来はかなり少ない。
(通勤通学帰宅時間帯だと:人10人前後、車5台前後くらいの往来/時間当たり)
なので、動体検知センサーが反応して撮影状態になるのは、限られています。
ということで、満充電時で、だいたい40時間程度は作動しています。
※待機時間、撮影時間込みで。
これはあくまでも、私の使用環境によります。往来が激しく、頻繁にセンサーが反応して、撮影状態が長かったりした場合は、バッテリー持ちはもっと短くなるはずです。
USBケーブルは耐久性のあるものを使用
ドラレコとモバイルバッテリーを繋ぐUSBケーブルは、車内で使うということを考慮して、耐久性のある物にしました。
Anker 高耐久ナイロン Micro USB ケーブル 3m 金メッキコネクタ Android, Samsung, HTC, Nokia, Sony, その他のスマートフォン用 (ブラック)
天井の内張やピラーへの取り回しを考えて、折り曲げに強い高耐久ナイロン製ケーブルを選びました。また、熱や錆に強い金メッキコネクターになっています。
けっこう、このケーブルの仕様は安心感があります。
炎天下の夏の暑さ対策もでき、4000回以上の曲げ耐久性能は、設置時の負荷にも、耐えてくれていました。
総 評
画像では、吸盤ブラケットを使用。同梱の両面テープブラケットなら、一回りコンパクトに。
今回は、ドラレコとしての機能はもちろん、付加機能としての駐車監視機能を求めての選択結果となりました。
使用条件に合った駐車監視機能を追求すると、かなりハードルの高い設定となりましたが、ほぼ、満足いく機能を満たすドラレコに出会えたと思っています。
ドラレコのこの機能を活かして、冒頭に書いた、犬の飼い主のモラルの欠如への対応を行うことができました。
やはり、証拠画像は強いです。
※プライバシーや、関係各所への相談・届け出等を鑑み、詳しい内容は割愛します。
ちなみに、ドラレコとしての評価は、まぁまぁ普通といったところです。
(画質)
Full HDとはいっても、日本の有名どころのメーカーと比べるとやや精細さに欠けますが、映ったものが見づらいとかそういうことはありません。
(ナイトビジョン機能)
確かに明かりの少ない、暗いところでも撮影されますが、鮮明とまではいきません。ミリタリースペックの暗視スコープのようにはなりません!
(衝撃感知)
3段階で設定できます。ノーマルで、たまに段差がきつい道だと反応しています。衝撃感知で撮れた動画は、ちゃんとファイルロックが掛かります。
(価格)
私が、購入した時は19,000円弱ほどでしたが、2017年12月時点で9,800円まで下がっているようです。モデルが古くなっているせいでしょうか・・・ でも機能としては、現行の他メーカーの駐車監視機能付タイプよりも依然として魅力を感じます。
試しにと思い、激安価格の動体検知センサー付きを買って付けたこともありましたが、センサーの感度がさっぱりで、ちゃんと撮れたことはまれでした。
「動体検知」機能がちゃんと機能するかが重要です!
その点、DDR101-NVは、しっかりと撮れ、価格相応の仕事をしてくれたと思っています。
ということで、駐車監視機能付きのドラレコの購入を考えてるいる方は、今回ご紹介の「Dorarecot DDR101-NV」は、十分検討に値するものだと思います。
【今回ご紹介の商品一覧】
DENKOM ナイトビジョン搭載ドライブレコーダー Dorarecot DDR101-NV
EC Technology 22400mAh モバイルバッテリー パワーバンク 超大容量 3ポート 急速充電 インテリジェント電源管理IC 急速充電 2入力ポート付き ブラック&レッド
Anker 高耐久ナイロン Micro USB ケーブル 3m 金メッキコネクタ Android, Samsung, HTC, Nokia, Sony, その他のスマートフォン用 (ブラック)
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あとがき・・・
今回、この内容をブログにしたのは、1年ほど経過したことについで、彼の地を離れたことからです。駐車監視機能付ドライブレコーダーでいくつか対処することができましたが、正直、気持ちの良いことではありませんでした。
対処後も、駐車場内には、別の犬の散歩者がとっかえひっかえ頻繁に侵入してきていました。臭いは残っているでしょうから、いつまた、おしっこを掛けられたり、糞を始末していかない飼い主が現れるか分からない状況であったと思います。
近くの公園にも、不始末状態のモノがよく落ちていました。
近辺は、街路樹が植えられ綺麗に整備された歩道が多く、散策好きの私にとっては、持って来いの環境だったのですが、冬場などは歩きたくなくなるほど、頻繁に落ちていたり、踏みつけられている状態のモノがあり、気持ちよくウォーキングできない日も多かったです。
「お国柄だからしょうがない・・・」 と思うばかりでした。
ドライブレコーダーにも多くの危険事案が記録されています。
あからさまな信号無視、異様とも思えるあおり運転、月に1度は見かける事故現場との遭遇など。彼の地は、今住んでいるところと比べると、10分の1以下よりもさらに少ない交通量の地域なのになぜ?と言いたくなるほどの交通マナーです。
昨今、ニュースで取り上げられている「あおり運転」に至っては、頻繁極まりない状況でした。
このような交通マナーの地域ですと、当然、歩行者に対しては優しくはありません。
歩道を歩いていても、いきなり目の前に車が乗りあげてきて、歩道にそのまま駐車。危険を感じ、とっさに運転者の方を見ると、「ガン」を付けられたかのように、逆切れ状態。このようなことが、一度や二度のことではありません。
そうかと思うと、夕方のローカルニュースで、子供たちが交通安全運動のキャンペーンで、みち行くドライバーにチラシを配りましたと、参加者からの素晴らしいコメントと笑顔のアナウンサーの称賛コメントが放送されています。私が、車に引かれそうになり、運転者に逆切れされた場所から、ほんの数百メートルしか離れていない場所でのことです。
私は、年間3万キロ前後、車で走ります。決して、ドライバーの気持ちがわからないということはありません。日頃の運転に自覚と注意をもって運転している自分と、結果、偽善にしかなっていない「交通安全運動」は、比べるに値しません。
車の方が偉く、歩道は駐車場という考えも、「お国柄で片づけるよりほかない・・・」 と思うばかりでした。
歩道といえば、自転車のマナーも最悪でした。
自転車走行OKの歩道もあれば、やむなく走らざる得ない歩道もあります。それはそれで、しょうがないです。しかし、横2列、3列、4列当たり前は、彼の地だけですよ。地元高校生の4列はよく出くわして、こちらが、歩道のすみや、車道側によけたことも多々。前に歩行者がいても、1列になったり、横列を崩すことは、ほとんどありませんでした。
酷かったのは、自転車が横2列になると歩道はもう一杯、通れないというところで、20代女性社会人と思しき自転車二人組が、横2列で対向から向かってきた時です。
やむを得ず、側溝の蓋の上に避け、お店の登りにバタバタと顔叩かれてやり過ごそうとすると・・・・
2列の自転車が通り過ぎた瞬間、
「邪魔なんだよ!〇△×◎△・・・・・うにゃうにゃ・・・・」と奇声を発して、去って行きました。
唖然としました。
印象的だったのは、奇声を上げた女性の横で走っていた別の女性が、ニヤニヤと笑っていたことです。
彼の地では、車>自転車>犬>歩行者の順で、安全優先順位が決まっているようです。
ただ、例外的な時もありました。
それは、ある集団だけは、集団で自転車で移動していても、先頭を走っている子や、上級生と思しき子が、「人いるぞ~」などと声かけをして、自転車の方から、ちゃんと避けていってくれたのです。
スポーツ留学で有名な学校の子たちです。
やはり、それまで育ってきた場所の「お国柄の違いなんだなぁ~」って、あらためて感じました。
私が、彼の地で体験した、車、交通マナーにまつわる「お国柄の違い」は、ここでは書ききれないほど沢山あります。ただ言えることは、そのどれもが不快以外の何ものでもなかったということです。
ブログで、基本的にこのような内容の文章は書かないようにしていますが、今回はあえて主張させていただきました。